2.4GHz帯のアンテナを測定する都合があったので、前に買っておいたminiVNA Tinyを引っ張り出して比べてみました。

買った当初、スペックは1MHz~3GHzとなっているが、ざっと見てみた所、使えても1200MHzあたりまでかな?と思っていたのですが、わりと精度よく測れているようです。

こちらはおなじみのHP8753でのキャリブレーション後の値。

スミスチャート表示ですが、2.4GHz~2.5GHzの帯域がV.SWR2以下になっています。

こちらはminiVNA Tinyでの測定値。こちらもキャリブレーション直後です。キャリブレーションキットは同一の物を使っています。

(ソフトウェアVNA/Jのポート.エクステンション機能で、比較のため8753で測定している位置まで位相回転させて表示しています。)

内部のブリッジの精度か?チャートの中心が微妙にずれているのと、3mほどのケーブルのロスのせいもあり、かなりギザギザになっていますが、雰囲気は測定出来ています。(内側の円がV.SWR2の円です。とい言うか、ちゃんと目盛がありますね。親切….)

以前やってみた感じでは~1GHz程度までなら、そんなにギザギザにはならないのでご安心を。周波数が高いとこんな感じでギザになります。

でも結構使えると言うのがわかりました。 測定が遅いのでリアルタイムに見なければならない用途には不向きですが、個人で使うには十分な性能だと思います。

欲を言えば、デフォルトの状態がスミスチャート表示にしてほしい。測定後いちいちスミスチャート表示を押さなければならないし、ポートエクステンション機能使うたびにスミスチャートを閉じなければなりません。

デュアルバンドのハンディが買える値段ですが、ハンディ以上の価値があると思うのは私だけかな?… VNAですよ!