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ECDとは?

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ナビトラを運用している方は、ECDと言う文字を見られた方があるかもしれません。又、エラー訂正デジピータと言う言葉も聞いたこと(見たこと)があるかもしれません。 基本的に両者は同じシステムで、複数のアンテナで受信し、マルチパスの影響でのデータ欠落を防止するシステムです。

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別冊CQ hamradio QEX japan10,11号にてエラー訂正付きTNC原理等の詳しい紹介をされていますので、それを見て頂くのが先なのですが、まだ手に入れていない方もおられるとおもいます。結構難しい内容と思われた方もここでできるだけ簡単に解りやすく紹介しますので、見て頂ければと思います。

ECDの簡単な動作原理説明はこちら

ナビトラ/APRS等の通信では、UIフレームによる情報伝達で(1発勝負)コネクトした状態と違いエラーがあるパケットは捨てられてしまいます。せっかく届いていても1ビットでも転けると無駄な電力消費と言う事となります。これは430MHz帯で運用されている方の多くが経験し、こんなものだと諦めているのではないでしょうか?その中でもナビトラはAPRSに比べデータ量が多少多いのでかなり不利となります。それならば、高速モデム(9600bps)にて運用すれば、一瞬で送ってしまえるので有利では?と考える方も多いと思いますが、根本的な解決にはなりません。

最近になってやっとメーカー製のダイバシティ対応通信機が発売されましたが、ECDはTNCを使ったデータ通信ではもっと先を行くシステムなのです。(ダイバシティ対応の無線機にTNCのを接続した実験レポートがあれば、お願い致します。効果があるのかどうか?)

もう10年以上前になりますが、発案者自らこのエラー訂正デジの実験を開始しました。当時は私ナビトラを運用してなかったもので、「ほう!凄いね」程度だったのです。ナビトラジェネレータなる物を無線機に取り付けて電波を出した時期もありましたが、基本的に移動局側で地図に位置表示するとなるとかなり大掛かりになるのでそれっきりになってしまいました。

 

私はここ1年ほど前からAPRSの運用を開始しました。最近はメーカー製の機器もあり、プライバシーの問題はありますが、買って取付けるだけでなるほど、軌跡が残って面白いのです。 APRSでの運用もやはり移動局側での地図による位置確認は、大掛かりになるのですが、最近はスマホと言う便利な物があり、移動中もaprs.fiにて位置確認ができるので便利に使わせてもらっています。自分の発射する電波がどこの局に届いてGateされたのか?までわかる便利なシステムで、電波の到達範囲の把握にも役立ちます。ただ、単なるソフトウェアを使用しているに過ぎず、アマチュア無線本来の電波を使った実験的な要素はありませんでした。

やはり、アンテナをいじってみたり、機器を変更したり何か工夫して運用しないと面白みがないのです。GPS付けて電波出しながら走るだけでなく、もっと技術的な工夫をしながら運用していかないとすぐに飽きるような気がしてならないのです。

そこで昔かじった事のあるナビトラを思い出し、430MHz帯での運用も開始しました。 ところが、自宅付近では相手が無く、431.02MHzを受信してみると、対岸のOMの電波がたまに入ってくる程度で、そこまでは届かないようでした。無い物は作ればいいと言う事で、デジピータを設置したのですが、これまた通信距離が短くて使い物になりませんでした。430MHz帯の特徴とでもいいましょうか?移動中のデジタル通信は電波が強い環境でないと満足に使えないのです。これは430MHz帯でのデジタル通信の特徴のような物で、ご存知の通りです。

これがECDにより、すべてが解決したと言う事で、詳しくは実験レポートをご覧頂ければと思います。

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