外部からコントロールするソフトが色々出ているようです。ただ用途的にNanoVNAをPCに繋いで解析ってのはあまりやらないのですが、試してはみています。
それに合わせてファームウェアをオリジナルの作者の方が発表されたものに入れ替えてみました。(Electrical Delayに期待して…)
マイナス方向への位相補正は実装されてないみたい。と言うかタッチパネルでの数字入力のため出来ませんでした。ディレイの値が決まっている場合は数字入力が便利なのですが、インピーダンス整合等では簡易的に集中定数を入れたい位置までディレイを入れます。
こちらでは簡易的にその場所をショートさせ、ショートの位置まで位相回転させて使う事が多いのですが、8753等ではダイヤルで簡単に出来るので便利なのです。NanoVNAでは上のUP/DOUNダイヤルが最適だとは思うのです。さらに校正した位置よりマイナス方向へのディレイもよく使います。
低い周波数でのインピーダンス整合ではあまり必要ないのですが、これが無いとVHF以上とでは計算した集中定数が思った通り動かないって事はよくある事だと思います。
バッテリー駆動できるので今回追加された残量表示はいいですね。(回路追加してないので試していませんが..)せっかく外で使える機器なのでもっとちゃんとしたケースが欲しい所。
オリジナルでなく、中国製だと思いますがamazon等で普通に買えるようになっています(私もその一人です)が、価格も安く良く出来たVNAです。
本家作者の方は、他にも色々なキットを配布されていますので、一度アクセスしてみてはいかがでしょうか?