フロートバランに銅板を沿わせてみた所、結構高い周波数まで周波数特性が良くなるようなので、気を良くして少し高い周波数まで使えるように調整してみました。

まず現在の状態でこのブリッジの測定中心はどこに合っているか?のチェックです。

こんな方法でいいのか?不明ですが、HF帯のアンテナチューナを持ってないので、こんな感じでやってみました。

負荷に3dB,6dB,10dB等のATTを直列に接続して組み合わせを変えてみると結構周波数特性が変わるようで、組み合わせによってはRF Analyzerの画面で60dB以上のディップする周波数がありました。その周波数にて確認です。

この状態の負荷を取り外してネットアナで見たところ、50.7Ω程度でした。やはり51Ωの抵抗で組み立てているので多少中心が高くなっているのだろうと勝手に決めて、51Ωに4.7KΩの抵抗を抱かしてやった所、50.4Ω程度にブリッジの精度中心が下がりました。

これもHPの標準抵抗で校正したネットアナでの比較なので、標準抵抗もNPとNJを比較すると少しは値が違うようなので何を信じていいのか?わかりませんけど。

もうここまでくると、ネットアナのダイナミックレンジの確認をしているような領域なので、深追いはしない事にします。

ブリッジの精度中心が50Ωに近づいた事にして各ポートから整合状態を見てみると、やはりバランがついている出力ポートは結構周波数特性が出ています。銅板を沿わすと良くはなるもののフラットにする事は到底無理な感じでした。ここを追求すれば結構特性の良いものが作れそうな感じです。

DUTポートは、BNC-Jまで同軸で取り出しているのですが、BNCコネクタ含めて特性良くなるように整合をとろうとしたのですが、同軸の両端に微量の容量が必要で、そんなチップコンも無いので得意のオープンスタブを入れて切って調整です。

この状態で、一度アンテナの周波数特性を見てみたいと思います。